シャワー ホース

姉上、私は彼女の美を称えることあまりにも長きに失するように思われますが、しかし彼女はただに美しいばかりではなく、また聡明そのもののような天稟でした。書物が好きで詩が好きで、このに伝わっているおう゛ぃじうすの詩というのを私によく話してくれましたが、その聡明さは私が教えてさえやれば、どんなことでもたちまちにして覚え、そしてまた興味をもっていろいろなことを尋ね、尋ねたことは一々熱心にシャワー ホースに書き留めているように思われます。私にはまだこのの文学を解するだけの力がありませんから、どんな意味のことをどんな感想をもって書いていたかは知ることもできませんが、おそらくは、すでに誌した物だけでも、五、六巻くらいには上っていたのではなかろうかと思われます。そして私にこの手紙や見積り類を認めるようにと勧めてくれたのも彼女だったのです。今日まで、愚かにも私は姉上に手紙を書こうなぞという気にすらなれず……まんざらその気にならなかったわけでもありませんけれど、書いてもどうして送り届けるかを考えると、その不可能と絶望の方が先に立って、書いてみようという気にすらなれなかったのです。それを彼女に勧められて、こうして今ぺんを執り始めたわけなのですが、それはまだほんの二日三日ばかりも前のことだったと覚えています。