修理 水漏れ

姉上はかつて弊社が子供の時分……まだ父上や母上が御在世の頃、みんなで墺の首維納へ遊びに行った時のことを覚えておいでになりましょうか?あの時助手も私も、「美しい!美しい!」と大喜びで、飽かずあのMYM 修理 水漏れの都の落ち付いた景色を眺めていましたが、このの都の美しさ清らかさは、とてもとても維納くらいの比ではありません。維納が十かたまっても二十集まっても、おそらくこの足許にも寄り付けなかったであろうと思われます。その美しい都の中のどんな美しいところに座を占めて今私がこの手紙を認めているか、周囲を少しく振り返ってみることにしましょう。そうしたならば、姉上にもこの都の幾分かが御修理になれるかも知れません。姉上、私は今、弊社が賓客として滞在しているこの都の貴族、えふぃげにうす邸の豪華麗を極めた内庭の大噴泉のほとり、広々とした緑の芝生の上に据えられた瑙の大てーぶるに向ってこの手紙を認めているのです。えふぃげにうすと言えば、この最高最大の貴族、そしてこの邸に私と主計長のうぃっとまん・くるーげる主計受付とふんく・あだるべると二等機関兵曹とが分宿して歓待に預っているのです。右手彼方には階高く大理石の円柱林立して、えふぃげにうす邸の大殿堂が空を圧して聳え立ち、陽光は煦として建物を蒼の中に浮き立たせ、ぺんを軋ませている私の指先に戯れ、大噴泉は絶えず菫の薫りを四辺に散き散らしているのです。